【甘くみてはいけない熱中症】対処法や留意点はこれ!
予防することはもちろん、もし熱中症にかかってしまった場合でも、きちんと対処法を知っておけば安心ですよね。
【熱中症にかかった時の対処法】
熱中症にかかってしまった人がいた場合や、自分が熱中症にかかってしまった場合の応急処置についてまとめてみました。
1.水分・塩分補給
熱中症にかかってしまった場合、水分補給の方法を間違ってしまうと熱中症を改善するどころか、かえって悪化させてしまうケースもあるので注意が必要です。
暑い環境の中で運動や作業をして大量に汗をかいた場合、水分だけではなく体内の塩分やミネラルも不足してしまいます。
スポーツドリンクには水分と塩分に加えて糖分も入っていますのでオススメです。
緑茶やウーロン茶などに含まれているカフェインには利尿作用があり、水分の排出を促し脱水が進んでしまうのでオススメできません。
また、意識がない人に無理やり水を飲ませるのは避けるべきです。
うまく飲み込むことができず、肺に水が入ってしまうことがあるので絶対にやめましょう。
2.体を冷やす
熱中症になってしまった時は、体にこもってしまった熱を逃してあげる必要があります。
屋外で熱中症を発症してしまった場合は風通しの良い木陰など、屋内の場合はエアコンの効いた部屋などとにかく涼しい場所に移動して衣服をゆるめて体を冷やしてあげてください。
3.足を高くして寝かせる
涼しい場所に移動させたら、足を心臓より高くして寝かせると血液が流れやすくなります。足の下にクッションや枕、丸めたタオルなどを置いて足を高くしてあげましょう。
さらに、手足をマッサージするとより血液が流れやすくなるので効果的に体を冷やすことができます。
4.熱中症にかかった時に冷やす場所
熱中症の際は、氷や冷たいタオルなどを体に当てて冷やすのも効果的です。
以下に、熱中症の際に冷やすべき具体的に場所について解説いたします。
・首筋
首筋は露出しており服をめくったり脱がせたりしなくても冷やせるので、熱中症にかかってしまったら、首筋の両側を濡れタオルなどで冷やしてください。
・脇の下
脇の下にも太い血管が通っています。服の上からでも構わないので、冷たいペットボトルを両脇に挟むと簡単に冷やすことができます。
・鼠径部(そけいぶ)
いわゆる脚の付け根にあたる部分のことで、ここにも太い血管が通っています。寝かした状態で、タオルにくるんだ保冷剤などを当てて冷やしましょう。
5.熱中症の際の冷やし方
熱中症の際の冷やし方(何を使って冷やすか)にも様々なものがあります。ここでは、それぞれの冷却具についてご紹介いたします。
・氷嚢
病院で指導されるのは氷嚢を使って冷やす。
・インスタントアイスパック
叩けばすぐに冷たくなるインスタントアイスパックは、凍らせておく必要が無く溶ける心配もしなくて良いので使い勝手がよく大変便利です。
・濡れタオル
服の上から冷やしたい場合は、濡れタオルをビニール袋に入れて体に当てると服が濡れてしまうこともありません。
・保冷剤
保冷剤はそのままだと冷たすぎるので、薄手のハンカチ等でくるんで肌に当てるようにしてください。
・缶のドリンクやペットボトル
応急処置の際には冷えた缶のドリンクやペットボトルで冷やしてもOKです。
6.熱中症にかかった時に冷やさない方が良い場所
熱中症の際には冷やさない方が良い場所があります。
それは「おでこ」「首の後ろ」の2箇所です。
【熱中症の予防法】
以下に、熱中症を予防するための方法についてご紹介いたします。
1.熱中症予防に効果のある食べ物や飲み物
熱中症予防に効果のある食べ物や飲み物を紹介します。
・豚肉や大豆製品
ビタミンB1を手軽に取るには豚肉や大豆製品がオススメです。
・ナス
体を冷やす効果があるので、熱中症の予防にもってこいの食材です。
・梅干しやお酢
疲れの原因である乳酸の発生を防いでくれるクエン酸ですが、梅干しやお酢、レモンなどにはこのクエン酸が豊富に含まれています。
・スイカ
水分が多いので水分補給にもってこいの果物です。
・パプリカ
ビタミンCには免疫力をアップする働きがあるので、暑さに負けない体作りに効果的です。
・麦茶
疲労回復効果もあり、ノンカフェインなので老若男女問わず熱中症の予防にオススメの飲み物です。
・ルイボスティー
疲労回復に効果的な抗酸化作用に優れているルイボスティー。
2.こまめに水分補給をする
喉が渇いた、と感じてから水分を取るでは水分補給のタイミングとしては遅すぎます。
人間は一度にたくさんの水分を取っても全てを吸収することができず、尿などで排出されてしまうので無駄になってしまいます。
つまり、熱中症予防のための水分補給は「適量をこまめに飲む」ことがポイントです。
備考:因みに、脱水状態なのか簡単にチェック出来る方法を紹介致します。
・爪を指で強く3秒程度抑えて、その指を離して白い状態のままだと脱水状態です。
3.睡眠環境を快適に保つ
睡眠不足や体調不良も熱中症が起こりやすくなってしまう要因の一つです。
ぐっすりと眠ることで翌日の熱中症予防に繋がり、就寝中の熱中症予防にもなります。
4.室内を涼しく保つ
日の当たらない室内にいるからといって、「これくらいなら大丈夫」と過信せず、エアコンや除湿機を上手に使って部屋の温度や湿度を調節しましょう。
特に年配の方の場合、暑さを感じにくいので温度計や湿度計をチェックして部屋の環境を整えるよう心がけましょう。
5.衣服を工夫する
衣服を工夫するだけでも涼しく過ごすことができ、熱中症の予防にもなります。下着は吸水性や速乾性に優れた素材を、洋服は通気性の良い麻や綿素材を選ぶと良いでしょう。
帽子や日傘、スカーフなどで直射日光を避けるのも効果的です。
6.お出かけやスポーツの際はこまめに休憩をする
炎天下での活動時など、汗をたくさんかくような時には塩分が含まれているスポーツドリンク等での水分補給がおすすめです。
軽症の場合も応急処置で回復しない場合や症状が重くなってしまった場合は速やかに医療機関へ搬送するようにしてください。
私は、生まれて初めて熱中症になってしまいました。
これぐらいは大丈夫だろうと甘くみていた(年齢によるリスクを考えていませんでした。)事を反省しました。
皆さんもご自愛下さい。
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