#おばあちゃんの知恵袋

生活の知恵や気になった事などを紹介する雑記ブログです。

【虫歯】「口呼吸」はむし歯になりやすい?

私は、鼻呼吸だと思いますが、皆さんはどうですか?


今回は、口呼吸が虫歯に関係しているとの記事を見掛けたので共有致します。


【口呼吸の原因や治し方を歯科医が解説】


呼吸は人が生きていくのに必要不可欠でありながら、普段の生活ではその呼吸に意識を向ける機会がほとんどありません。


ただ、ここで少し意識を向けて、自身が普段「鼻」と「口」のどちらで呼吸しているかチェックしてみてください。


★口で呼吸するとむし歯になりやすいのはなぜ? 口呼吸とむし歯の関係を歯科医が解説


Q. 「口呼吸をするとむし歯になりやすい」と聞きますが、それはなぜでしょうか?


A. 口呼吸をすると、口の中が乾いて唾液の量が少なくなってしまいます。本来、唾液には歯をむし歯菌から守る役割があります。


しかし、口呼吸になるとそれらの作用がうまく働かなくなって、むし歯になりやすくなるのです。


Q. 唾液が減るとむし歯になりやすい理由について、もう少し詳しく教えてください。


A. 唾液の中には細菌の増殖を抑える酵素をはじめ、むし歯予防に関連する成分が豊富に含まれています。


例えば、「緩衝能(かんしょうのう)」もその1つです。口の中は食事をすると細菌の作る酸によって一時的に酸性となります。


その酸を唾液の成分が中和して、むし歯から歯を守っています。また、唾液は酸によって溶けた歯質を修復する「再石灰化作用」にも一役買っています。


Q. そのような唾液の作用が低下すると、歯周病のリスクも高くなってしまうのでしょうか?


A. はい、歯周病のリスクも高くなります。口内は湿潤100%が正常な状態であり、口が乾いて唾液が減ってしまうと細菌の活動が活発になります。


そのため、むし歯だけでなく歯周病にもなりやすいというわけです。


★むし歯や歯周病以外にもある? 口呼吸が口腔内・体に及ぼす影響とは


Q. むし歯や歯周病のほかにも、口呼吸によって起こるトラブルはありますか?


A. 口の粘膜も唾液に保護されているため、口呼吸で唾液が少なくなると痛みが出やすくなったり、口内炎ができやすくなったりします。


同様に、舌が赤い・ヒリヒリするといった舌痛症などの粘膜の炎症リスクも高まります。さらに、お子さんの場合、口呼吸を続けていると歯並びが悪くなる恐れがあるため注意が必要です。


Q. 口呼吸によって歯並びが悪くなるのはなぜでしょうか?


A. 口呼吸によって、口周りの筋肉と舌の筋肉のバランスが悪くなってしまうからです。歯は唇や頬の筋肉と舌の筋肉から受ける力のバランスによって、U字型の歯列を保っています。


しかし、口呼吸で口が開いている時間が長くなると、唇の筋肉の抑えが弱くなって歯が外側へ動いていきます。そうすると出っ歯などの不正咬合になりやすいわけです。


Q. 口呼吸は、全身の健康にも悪影響があるのでしょうか?


A. 口呼吸が多いと、風邪やインフルエンザなどの感染症にかかりやすくなるとされています。人は鼻で呼吸するのが正常で、鼻から吸った空気は口の上にある「副鼻腔」を通過して肺に届きます。


この副鼻腔にはフィルターの役割があり、吸気に含まれる細菌やウイルス、異物を排除してくれるおかげで、綺麗な空気を肺に送ることができるわけです。


しかし、口呼吸の場合はフィルター機能が働かないため、細菌やウイルスがそのまま肺に入ってしまい、感染リスクを高めてしまいます。


★むし歯になりやすい習慣を改善! 口呼吸の治し方を歯科医が解説


Q. 口呼吸を治したい場合、専門的な治療は必要なのでしょうか?


A. 口呼吸の改善には、「セルフケアで改善する方法」と「専門的な治療を受ける方法」の2パターンがあります。


どちらをおこなうかは口呼吸の原因によって異なるので、個々の原因に合わせて適切な方法を選択していきます。


Q. 専門的な治療が必要になる口呼吸には、どのようなケースがありますか?


A. 例えば、もともと出っ歯で唇が閉じにくいケースや、「下顎後退」という下あごが正常な位置よりも後ろに下がっているようなケースです。


下あごが後ろに下がると気道が狭くなってしまうため、口呼吸になりやすくなります。このような歯並びやあごの位置の問題によって生じる口呼吸は、矯正治療による改善が必要です。


また、アレルギー性鼻炎や慢性鼻炎など鼻の通りが悪くて口呼吸になってしまう場合、まずは耳鼻科の治療を優先します。


Q. セルフケアでは、具体的にどのようなことをおこなって改善を目指すのですか?


A. 口呼吸では口周りにある「口輪筋」という筋肉が弱っていることが多いため、口輪筋を鍛えるトレーニングをおこないます。


「あいうべ体操」が代表的な例です。「あ」「い」「う」「べ」の口の形をそれぞれ1秒ずつキープしながら大きく動かし、さらに「べ」の時は舌をあごの先に向かって伸ばします。


10回1セットとして、1日3セットを目安におこなうと効果的です。


健康寿命を伸ばして好きなことをしましょう!